母乳育児を阻むもの

少しくらいこだわりが無いと,母乳育児は続けられないのではないかと思っています。

母乳育児を阻むものには色々とありますが,
今回ここで取り上げるものは,「薬」です。

実際,病院に行き,服薬しなければならなくなったときに,
「薬の影響が出ますので,授乳はやめてください」
と言われたことが何度もあります。
なるべく影響の出ない治療に変えてもらったり,
辞める様に言われる場合は,その薬は飲まなかったりしていましたが・・・


最近ではこんな有用な情報がネットで得られる様になっているんですね。

妊娠と薬情報センター(国立成育医療センター内)のサイト
url:http://www.ncchd.go.jp/kusuri/index.html

授乳と薬について
url:http://www.ncchd.go.jp/kusuri/junyuu.html

授乳と薬についての表
url:http://www.ncchd.go.jp/kusuri/junyuu2.html

●授乳中に使用しても問題ないと考えられる薬剤代表例一覧(PDFファイル151KB)
url:http://www.ncchd.go.jp/kusuri/common/pdf/junyu-ok.pdf

●授乳中に使用できない薬剤の代表例一覧(PDFファイル58KB)
url:http://www.ncchd.go.jp/kusuri/common/pdf/junyu-no.pdf

以上,WAMIより

上のサイトより引用

日本では赤ちゃんへの影響を心配しすぎるあまりに、必要以上に母乳を中止する傾向があります。この理由は主に2つあります。1つには日本人の中に、「お薬を飲んでいると母乳をあげられない」という慣習が根付いているからです。お母さんがお薬を飲むのを諦めたり、人工乳(粉ミルク)の開発や宣伝も影響して、安易に母乳を中止したり捨てたりしてきました。もう1つには医師が参考にするお薬の添付文書のほとんどに、「授乳を中止させる」などの措置が記載されているからです。日本の添付文書は安全性を重視しているため、「お薬の成分が母乳中に出る場合は、授乳を避ける」ように記載されています。医師は添付文書を守らなければなりませんが、この添付文書も時代の流れにそぐわない点が指摘され始めています。
(中略)
ただし、「母乳をどうするのがよいのか」を悩まれるときに、お薬の影響だけを考えて判断するのは十分とは言えません。なぜなら、無理をしてお薬をのまないと育児に影響するように、お薬によってお母さんの病気を安定させることが赤ちゃんの健康状態に役に立つことも多いからです。また、先に述べた母乳育児の良い点も考える一方で、数時間ごとに必要となる授乳がお母さんの体調に影響を与えることもあります。お母さんと赤ちゃんのこと、そしてそれぞれにお薬と母乳のことを考えて判断する必要があり、このことは決して簡単ではありません。私たちは、どのような場合も「お母さんの治療上の有益性」と「赤ちゃんへの安全性」を医師と十分に相談した上で、個別に対応する必要があると考えています。「赤ちゃんへの安全性」に関してはこの表を利用していただきたいと思います。しかし、お母さんに本当にお薬が必要なのか、そのお薬を飲むことによるお母さんの体への影響はないのか、お母さんは母乳があげられる状態なのかなどは「お母さんの治療の有益性」になります。その点はお母さんがお薬を処方していただいた医師にご相談ください。

現在,私がかかっている耳鼻科の先生いわく
「そんな昭和初期の薬じゃあるまいし,(授乳していても)ほとんど問題ありません」