骨盤メンテ

二人目妊娠中は,フルタイムで仕事をしていたのもあり,お尻(仙腸関節周囲)の痛みが辛かったです。
今回の妊娠でお腹が大きくなってきたころから,渡部信子氏考案のトコちゃんベルトを使い始めました。お尻の部分が痛くて,恥骨部の痛みは無かったので,お尻の部分を主に締める役割のある「トコちゃんベルト2」にしました。
ちょうどヤフオクでアンダー腹巻と一緒に出品されていた中古品を落札することができました。
仕事中も腰が凄く楽になり,産後一ヶ月経った今でも愛用しています。
最近は他のメーカーでも類似品を作っている様ですが,マジックテープの強度が違うという意見もネット上で見られました。トコちゃんベルトは使用中に外れることは無かったです。(ただベルト自体が上下にずれることはあります)


もともと身体を動かすことが苦手で,姿勢が悪く,関節がとても固かったのですが,二人の子どものお産を通して自分の身体をよく知ることができるようになってきたと思います。


妊娠中,お腹が大きくなるにつれて,身体の重心が徐々に前方へ移動します。
お産が終わってからはお腹の重みがなくなり,急に軽くなります。一人目の時は意識すらしませんでしたが,二人目産後すぐには身体の変化に戸惑ったのを覚えています。
自分の身体感覚が鈍いと,この変化に適応できにくくなるのでは?と思います。


渡部氏によると,産前産後に主に胎盤から分泌されるリラキシン(relaxin)というホルモンによって女性の骨盤(の骨を結ぶ靭帯)が緩み,もともとの骨格の歪みや靭帯の弱さなどから様々な身体のトラブルが発生するとのことです。
このトラブルを防ぐには,ゆるんだ骨盤の靭帯をベルトで締めることがまず大切だそうです。
渡部氏考案の骨盤ベルト(「トコちゃんベルト」)は,あおむけで骨盤を高くした骨盤高位の姿勢で(お尻の下にタオルを畳んだものやクッションなどを敷いた状態)で少し過ごしてから装着すると,下垂していた内蔵が正しい位置に移動するのでより効果的とのこと。


また,ベルトは正しく装着すると下着の中に入る位置に来るので,トイレの問題が出てきます。
アンダー腹巻という商品も出していて,これをまず着用してからベルトを締め,さらにその上に下着をつけると,トイレに行くときでもベルトを装着したまま用を足すことができて便利です。
この時,正規品ではなくて,お近くのお店でも売っている薄手の腹巻を使うこともできると思います。
なるべく汗を吸いやすい素材で,柔らかく,上下の幅のあるものが良いと思います。


このベルトを装着して,骨盤を安定させてから,渡部氏の操体法を取り入れると産後ダイエットや産褥体操にもなると思います。

お肌の弱い人,特に妊娠中はお肌が乾燥して敏感になるので,ベルト部分が蒸れてかぶれる方もいると思います。私も実際,ベルト部分が痒くなりましたが,時々外す時間を設けて,ベルト内部の腹巻をこまめに取り替えるなどの対応で,多少痒くても,腰痛軽減のメリットの方が大きかったので使い続けていました。


このトコちゃんベルトにハマった私は,渡部氏の著書「骨盤メンテ*1」「骨盤メンテ2*2」もさっそく購入。
こちらの本は,主に女性のカラダの不調(産前産後の腰痛,恥骨痛,痔や尿漏れなどの下のトラブルや,肩こりなどの身体各部位の痛みなど)を,医学とカイロプラクティック(整体)などの立場から分析,改善する方法を提案しています。
図説を多用し,簡潔な文章を使用しているので,すぐに読めてしまいます。
産後の子育ての合間に読むのにも適しており,自分の身体の使い方を見直すきっかけにもなると思います。


私の使い方としては,まず骨盤高位でベルトをゆるく装着。
そして,膝押しの操体法をして,膝倒しの操体法を行ったりしています。
また,最近,肩甲骨の内側に痛みがあるので,骨盤メンテ2の法の肩の操体法も痛みを感じたときに行っています。
この操体法の良いところは,本当に簡単で,ゆっくりとした呼吸に合わせて力を抜くことで,余計な力が要らないところだと思います。


骨盤メンテ―ゆがみを解消! 骨盤メンテ2~ゆがみを取って小尻・美脚! トコちゃんベルトII 白 Mサイズ アンダー腹巻 Mサイズ 2枚組