ダラ母布おむつのすすめ〜梅男の場合

面倒くさいことの大嫌いな私ですが,一人目の時に途中から布おむつを使い,その良さを実感したため,今回の二人目出産でも紙おむつ・布おむつ併用で良い加減のおむつライフを送っています。

一般的には,「紙おむつの方が手軽で楽」だと思われている様で,何故か私も子育てをする前からこんなイメージを持っていました。

  • 昔の人は布おむつしか無くて大変だったけど,紙おむつができてからとても楽になった

なので,布おむつを使おうという思いも無く,自然と紙おむつを使うもんだと思っていましたし,一人目の梅男を出産した病院でも紙おむつを使用していましたので,何も考えずに紙おむつを使っていました。


梅男がハイハイ全盛期,この頃になると紙おむつはパンツ式が主流になってきます。
そうすると,紙おむつの単価がぐんと上がってくるんです。どうにかして安くすませられないかなぁと思いました。
最初に布おむつを使おうと思ったのは,こんな経済的な理由がきっかけでした。


まずは,おむつの中身を揃えることにしました。
ニシキのシームレスのドビー織輪おむつをまとめてオークションで購入しました。
使用済みのおむつですが,とっても綺麗な状態のもので,しかもかなり安く*1手に入れることができました。
何度か使用しているので,吸水性もばっちりという点も良いと思います。
誰か知らない人が使ったものであるという点が気にならなければ,中古品はお勧めです。


その次に,おむつカバーが必要だということで,ネットで色々と探していると,当時,外国製のおむつが流行っているらしいという情報をゲット。どうも私,欧米モノに弱いんですねぇ。
アメリカのポケット式おむつの「ファジバンズ(fuzzibunz)」*2が可愛く思えて,precious bottom*3さんでSサイズを何枚か購入しました。
ポケット式おむつというのは,カバー全体がポケットになっていて,背中部分の本体上部に空いているところから,中にインサーツとよばれる吸収体を入れて使うものです。
おしっこだけなら,吸収体だけを交換すれば良いので,布おむつでも大変じゃないというのが売りだったと思います。このおむつ本体は,外側は防水性のポリ素材で,内側のお肌に当たる部分は,ふわふわのマイクロフリース素材でできています。本体にうんちがついても,フリースなのですぐに汚れが落ちるという事でした。

インサーツには,日本の輪おむつやさらしのおむつも使えるとの事ですが,専用のものは嵩張らずに吸収力もあるとのことだったので,ファジバンズ専用のマイクロタオル素材のインサーツも揃えてみました。
当時,普通のインサーツのほか,吸収力を少し上げたいときに使うダブラーというやや小さいサイズのものと,少し薄めのスリムタイプのインサーツもあったのでこれらも各二枚づつ購入しました。

大きさの参考までに,私が今持っているおむつを撮ってみました。
一番左から,ニシキの輪おむつを縦三つ横三つに畳んだもの,エンゼルのラッキーおむつMサイズ,ファジバンズ用ダブラー,ファジバンズ用インサーツ,ファジバンズ用インサーツ(スリムタイプ)だと思います。


最初,ポケット式で使おうと思ったのですが,ポケット式で使うにはかなりの枚数のファジバンズが必要ということで,そんなに沢山は買えないので,ファジバンズをおむつカバーとして使い始めました。
使っているうちに,確かに見た目は可愛いんだけど,お尻がサラサラというファジバンズのマイクロフリースの恩恵に預かれないと思い,precious bottomさんで,売っていた「簡易ファジバンズシステム」ができるフリースライナー(ステイドライライナー)を購入しました。

参考:左からステイドライライナー,エンゼルのライナー,エンゼルのラッキーおむつMサイズ


また,じめじめする日本の夏にはファジバンズのカバー使いはキツイということで,バミーコットンのカバー2枚と,Dream Nappies*4さんで当時売っていたスタシネーターのウールカバー2枚を購入しました。

結局,梅男の時は,バミーかスタシネーターのカバーに輪おむつかファジ用インサーツを敷き,その上にステイドライライナーという形がベストでした。

ちなみに,当初,子どもは一人だけと思っていたので,これらのおむつカバーは譲ってしまいましたが,何かに使えるかも?と輪おむつ,インサーツ,ステイドライライナーだけはとってありました。


可愛いカバーのおかげで,おむつライフはぐんと楽しくなりました。
ただ,最初に布にしようと思ったきっかけである「経済性」だけからみると,色々なおむつカバーを買ったりしたため,結構お高くついた様に思います。自分と子どもにぴったりなものを選ぶまでの試行錯誤が必要なんですよね。
また,意外とおむつの処理は,こだわらなければ楽だということが分かりました。おむつの処理については,また書こうと思います。
離乳食もしっかり食べれる様になってくると,うんちが固形化してきて,ステイドライライナーからポロっと取れる様になってくると,本当に楽です。
また,夜の授乳は続いていましたが,確か,一歳前後にはおしっこの量は減ってきて,夜間はインサーツ二枚ほど入れとけばファジバンズポケット使いで朝までOKになっていた様に思います。


布おむつにして一番良かったと思うのが,おしっこやうんちが出たときがすぐに分かるということ,そして惜しみなくすぐに交換してあげられることです。不快を快に変えることは,親子のコミュニケーションの要であると思います。
そのため,子ども側から考えると,おしっこをする・うんちをすることに意識が向きやすく,括約筋のコントロールから排泄コントロールに繋がってくるんだと思います。

排泄は人間の本当に基本的な欲求に基づく行動の一つです。産まれて間もない赤ちゃんの泣く理由は本当にシンプルなものが多いんだと思います。(おっぱいかおしっこ・うんち・寒い・熱いなど)
布おむつ関係でよく話題になっている,赤ちゃんからおむつの外に排泄する「EC(エリミネーション・コミュニケーション)」ですが,私はこういうやり方は個人的には好きですねぇ。
私がそうだったのですが,布おむつを使っていると,なるべく赤ちゃんのお尻も快適でおむつを汚さない方法を考えるもので,じゃあ,おむつを外しておまるやトイレでさせたら良いという発想に行き着くのかもしれません。

梅男の時に本格的なECとしてのおむつ外しまではしませんでしたが,昼間のおむつが外れるのも一歳半くらいでおまる・トイレに行く様になりましたし,夜のオムツも二歳になる前には完全になしで大丈夫でした。

梅子の場合,保育園にいくことになっていて,その園はさくら・さくらんぼ保育に学んだ園なのですが,六ヶ月からパンツ生活の予定です。
なので,できる範囲で家でもECやってみようかな〜っと思っています。

*1:たしか数百円だった様な・・・

*2:url:http://www.fuzzibunz.com/ 今見てみるとファジバンズのワンサイズおむつが出ているんですねぇ。最初からこれだけ揃えるのもアリだと思う。

*3:url:http://preciousbottom.com/

*4:url:http://www.dreamnappies.com/